軍艦島への観光客上陸、4月下旬解禁へ
http://kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/bunkazai/903/bu_903_031701.htm
上記に書いてあることをまとめると、
・約1億500万円をかけ、昨年8月から桟橋と見学用通路を整備
・整備できたら観光客など一般の上陸を解禁
つまり一般の上陸を解禁する代わりに危険がないように手を加える、ということらしい。軍艦島を歴史的な視点から見るのであればこれはすばらしいことでありますが、美しくも哀しい完璧な廃墟の島としてみるのであれば、廃墟に対して何か手を加えるということは私の廃墟感とはずれており、廃墟は人から忘れ去られ、時間とともに朽ちていく過程で、人々から忘れ去られているのにも関わらず人々の記憶などは息づいている、そういったものだと思うのですよ、廃墟は。
それはもう廃墟であって廃墟ではないと思うのですよ。しかし今回は見学用の通路を作るだけであって、建物自体に手は加えないようですね、当たり前ですが。画像を見る限り、遺跡の中に真新しい通路があることに違和感を覚えますが、仕方のないことなのでしょう。
ファンタジーなことを書くのであれば、当時の空気がそのままあるとしたら、手を加えることでその空気は二度と味わえなくなってしまうのではないかと思うのですよ。なんというか、記憶というミームが改変されてしまうというかなんというか・・・。つまりは、今回の件について、一般の上陸を解禁することはすばらしいことだと思いますが、どうも心から喜ぶことができないなぁ、というアンニュイな気持ちを受け取っていただければ幸いです。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/bunkazai/903/bu_903_031701.htm
上記に書いてあることをまとめると、
・約1億500万円をかけ、昨年8月から桟橋と見学用通路を整備
・整備できたら観光客など一般の上陸を解禁
つまり一般の上陸を解禁する代わりに危険がないように手を加える、ということらしい。軍艦島を歴史的な視点から見るのであればこれはすばらしいことでありますが、美しくも哀しい完璧な廃墟の島としてみるのであれば、廃墟に対して何か手を加えるということは私の廃墟感とはずれており、廃墟は人から忘れ去られ、時間とともに朽ちていく過程で、人々から忘れ去られているのにも関わらず人々の記憶などは息づいている、そういったものだと思うのですよ、廃墟は。
それはもう廃墟であって廃墟ではないと思うのですよ。しかし今回は見学用の通路を作るだけであって、建物自体に手は加えないようですね、当たり前ですが。画像を見る限り、遺跡の中に真新しい通路があることに違和感を覚えますが、仕方のないことなのでしょう。
ファンタジーなことを書くのであれば、当時の空気がそのままあるとしたら、手を加えることでその空気は二度と味わえなくなってしまうのではないかと思うのですよ。なんというか、記憶というミームが改変されてしまうというかなんというか・・・。つまりは、今回の件について、一般の上陸を解禁することはすばらしいことだと思いますが、どうも心から喜ぶことができないなぁ、というアンニュイな気持ちを受け取っていただければ幸いです。
PR
トラックバック
トラックバックURL:
コメント
無題
行きたい 超行きたい。 就職決まってたらの話だが・・・
posted by dejon at
2009/03/25
07:34
[ コメントを修正する ]